Javaサーバーサイド環境構築(Windows版) Tomcatの設定

Javaとデータベースの環境構築が完了したら、Javaサーバーサイドプログラムを動作させるために必要となる、アプリケーションサーバー(APサーバー)の設定を行っていきます。
今回は、Tomcatという、APサーバーを利用します。

このTomcatは、無償で利用可能なオープンソースと呼ばれる形式の製品で、「サーブレット・JSPコンテナ」を持つAPサーバーとしては非常に有名で、よく使われています。
なお、正式名称は「Apache Tomcat」です。

JDBCドライバ(MariaDB)の設定

Tomcatの設定を行う前に、サーバーサイドにて、データベース接続できるようにするために、JDBCドライバの設定を行いましょう。

設定に必要なjarファイルを、以下のリンク先からダウンロードします。

以下のリンクをクリックしてください。

MariaDB公式サイト内、Connectorダウンロードページ

サイトが表示されたら、「Download MariaDB Connector/J」をクリックしてダウンロードページへ進みます。
※バージョンは最新のものが公開されていますので、以下の画像とは異なっている場合もそのままクリックして問題ありません。

ダウンロード用のページが表示されたら、「Product」を「Java8 connector」、「Version」を最新のバージョンにして 「Download」をクリックし、jarファイルをダウンロードします。

ダウンロードが済みましたら、Java環境構築でインストールした「pleiades」フォルダの下の「tomcat」⇒「9」⇒「lib」を選択して、ダウンロードした「mariadb-java-client-X.X.X.jar」ファイルを配置します。

以上で、JDBCドライバの設定は完了です。

Tomcatの設定

それでは、Tomcatの設定を行っていきましょう。

まず、Java環境構築で使用した、Eclipseを立ち上げてください。

メニューから「ウィンドウ」⇒「パースペクティブを開く」⇒「その他」を選択します。

「Java EE」を選択し、「開く」ボタンを押下します。

「サーバー」タブを選択して、「使用可能なサーバーがありません。(以下省略)」のリンクをクリックします。

すると、以下の「新規サーバー」画面が表示されますので、「Apache」フォルダの下の「Tomcat v9.0 サーバー」を選択し、サーバーランタイム環境の横にある「追加」ボタンを押下します。

新規サーバーランタイム環境が表示されます。
Tomcatのインストールディレクトリは、上図の様にpleiadesフォルダ内のtomcat>9となっている場合はそのままで構いません。
(もし違っている場合は、「参照」をクリックしてフォルダの参照画面で、Java環境構築でインストールした「pleiades」フォルダの下の「tomcat」フォルダから、Tomcatサーバーを選択します。今回はバージョン9を使いますので、「9」フォルダを選択します。)

JREは最新のバージョンを選択し、「完了」ボタンを押してください。
最後に、新規サーバー画面も「完了」をクリックして閉じて下さい。

これで、Eclipseの画面のサーバータブに「Tomcat9」が追加されました。

 

以上で、Tomcatの設定は完了です。


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